トライアングルー三角形

6月29日、今学期最後のクラスに、名古屋の方で月2回東京に出張なさるそうで、この日、出張の帰りにわざわざクラスを受けに来てくれました。また、平塚の方でジャズ、ラチノ歌手の方は見学に来てくれました。少しずついろんな方面の方々がコンテンポラリー・ダンスに興味を持ってくれるのはとても嬉しいです!

今、 »トライアングルー三角形”という作品を作り始めました。どうしてこのタイトルかと言いますと、単純に3人のダンサーが踊るからです。また、三角形こそ形として成立する最初の形だと思うからです。まず、点があり一つの点がもう一方の点に移動して線ができます。それは延長という動きであり、動きとはエネルギーではないでしょうか。線はあくまで延長する無数の点が連鎖して動く物体であり、空間に存在しますが空間を仕切ることはできない。空間に形とれる原型は円と三角形だとおもいます。しかし、円は線をなしている二つの点の一つを固定して遠心状態を起こして成立するので、円は空間を仕切るというより、中心点と結ばれたもう一方の点が円周上を永遠に動くようなもの、わたしにとってはエネルギーの象徴のように感じられます。三角形は3本の線がぶつかり合って空間のなかに初めて仕切られた空間を作ります。しかし、不思議なことに3点どうし密接に関係しているのだけれど、3点が関わりあって作った3辺のうち必ず一辺が独立している。というのは、仮に3点をABCとするとAはBとCと同時に接点をもってAB、ACという線⦅辺⦆を作るのだけれどBCという線⦅辺⦆はAと関係ない。これはBとCにも言えます。

まさに三角関係ってこれを言ってるのじゃないかしら、、と、だからドラマは3人から始まるのかも、なんてどんどん考えをめぐらしていたら、地球も天体の無数の一存在だけど、それらのなかで最も密接な関係を持っているのは、月と太陽ですよね。ほら、ここにも三角関係がありました。だから、この作品のトライアングルは、空間のなかの3点であり、社会のなかの3人であり、かつ、地球、月、太陽とトライアングル的に重ね合わせました。

この作品は11月17日、”第7回 Y’S BALLET CONCERT in 横浜” テアトルフォンテで発表されるのですが、3~4分で仕上げなくてはなりません。今までフランスで短くとも25分、1時間ものを創ってきたわたしには、驚きの体験と試練です。3~4分で前述したことを表現できるのかという疑問と不安がありますが、もう出場が決まっているのでやるしかありません。Courage pour cette nouvelle aventure! これが、わたしの日本での初めての作品になります。

今日でちょうど日本滞在10ヶ月になります。第2の故郷フランス、大切な家族とお友達をあとにして、なんのコネクションもなく、ただ、日本にこのダンスをもっと知ってもらいたい、また、日本で作品を創ってみたいという思いで飛び込みました。日本人であるのにこんなことを言うのは変なのですが、母国日本の空気にもようやく慣れ、目的の一つである、日本で作品を作ることに少し近ついてることに感謝しています。それも、まだまだ数少ない生徒さん達でありますが、彼、彼女らの助けなしにはできなかったと思います。

金曜日8月17日からの再クラスは、いつものように茅ヶ崎市勤労会館なのですが、日曜日8月19日からのクラスは新しいスタジオ:辻堂のスキップ!ダンススタジオになりましたので、宜しくお願いします。

七夕の日に日本を発ちフランスに行きます。フランスでは南仏のアルデッシュ地方の一番近い村が5kmという標高1000mの山のなかで即興ダンスと創作をメインの講習会に一週間参加します。写真いっぱいとってきます。

それでは8月17日! いっしょに楽しく気楽に頑張りましょう!